自己管理ってそもそもなに?自己管理能力とそのポイントとは

自己管理能力を簡単に言えば、「目標を達成するために自分自身を管理すること」を指します。
しかし、看護業界においては内服薬を患者自身で管理することを「内服自己管理」という言い方をするので一見混同してしまいがちですが、全く異なる意味合いを持ちます。

ここで説明する自己管理とは、ビジネス用語における「セルフマネジメント」とも言われる考え方、組織で働く上でも大切なビジネススキルの1つなのです。

自己管理のポイントは、定めた目標を達成するための「頑張り」を、より具体性を持って一つひとつ理解する、管理していくことで達成率を高めることにあります。
いくら高い目標を立てても、目標に向けた勉強や行程が今の自分にとってハード過ぎては、挫折ばかりが続いてしまうでしょう。

最も基本的な自己管理は「大きな目標」を立てること、そして、「時間管理」「モチベーション」「ストレス・感情」「健康」を踏まえつつ、そこに行くまでに達成しておきたい小さな目標達成を積み重ねていくことです。

例えば、「看護に関係する資格を取る」という目標を立てた場合、達成にはまず「勉強」が必須です。しかし、毎日〇時間という目標を立てる方法は忙しい看護師には達成が難しいものです。これを「毎日10分間勉強する」「〇ページまで進んだらご褒美をつくる」とハードルを下げ、カレンダーにスタンプなどを押して達成したことを可視化する、これもセルフマネジメントになります。
「実現可能な範囲の目標・可視化」と「モチベーションの維持」をセットにした小さな目標達成を続けていけば、最終的な目標はそれだけ近づきます。