看護師にとって自己管理が重要なわけとは

まず自己管理能力とは、時間や行動、さらには感情、ストレスなど、自分のパフォーマンスに関わる事柄を自分の力でコントロールできる力のことです。
セルフマネジメントと言い換えられることも多いです。
実はこの自己管理能力、看護師にとっても重要なのです。

まず、看護の質が向上します。
時間や行動をコントロールできると、効率よくスムーズに仕事が進んでいきます。初めからうまくはいきません。しかし、少しづつできるようになり、成功体験が増えていくことによって自信とモチベーション、もっと上にいきたいという向上心が芽生え、さらに自分のコントロールができるようになります。
焦らずにゆっくり、良い循環を作って行きましょう。
徐々に物事を着実に計画的に進めることができるようになると、患者やスタッフからの信頼も得られるようになります。

このように、自己管理能力を上げていくことで、さらに感情のコントロールがきくようになります。それだけではなく、とっさの判断ができる思考力が育ちます。落ち込む出来事や理不尽な出来事に対して、きちんと自分で対処ができるようになるのです。

また、患者やスタッフの言動、気持ちもしっかり尊重できるようになるのでいつでも活気のあるいきいきとした職場を作り上げることができます。

しかし、自己管理は自分に厳しくしすぎては意味がありません。
厳しいイメージがあると、それはなかなか続かない可能性が高くなります。なりたい自分を想像しながら、焦らずに小さな目標を少しづつ達成させていくことが重要です。
時にはストレス発散や自分へのご褒美をしっかり準備して、自己管理能力を育みましょう。